
以前紀尾井町の展覧会でも見た、Levitrope(レヴィトロープ)が大好きで。この作品を見ていると、境界線とか力の拮抗とかバランスとか、ずっと頭の中をぐるぐるする。
宙に浮き、ゆるゆる回るボール。その姿には周囲の景色を映し、さも自分がその景色を放っているかのようなそぶり。
さまざまな作品が展示されているのだけれど、そこにはものすごく高度なテクノロジーと、それを支える絶妙な按配とバランスがある。
ゆらぐ、ゆらぐ時間と空間の一瞬をすくい上げて、目の前の観客に差し出す作品たち。
触れていないけれど、そこにはとても繊細すぎるほどの感触が想起される。
不思議な体感。
表現の果てしない可能性。果てしなく、果てしなく、果ては見えない。

